「外でおいしい空気を吸いながら、こだわりのコーヒーを味わいたい」
こんなことを思ったことはありませんか。
とはいえ、家では豆を挽いてコーヒーを飲む人でも、キャンプだとどんな道具を揃えればいいかわからず、ついインスタントコーヒーを選んでしまう人も多いのではないでしょうか。
そんなあなたのために、この記事では「キャンプ用におすすめのコーヒー7つ道具」を紹介します。
キャンプでこだわりのコーヒー飲みながら最高のひと時を過ごしませんか。
キャンプ向けのコーヒーの淹れ方(2種類)
コーヒーを淹れ方は10種類程度あると言われています。
ここでは、キャンプ向けにおすすめのコーヒーの淹れ方を2つ紹介します。
(1)ハンドドリップ
王道の淹れ方である「ハンドドリップ」。多くの人になじみのあるコーヒー粉を濾して淹れるスタイルです。
コーヒー粉をフィルターで濾すことで、コーヒー独特の「雑味」をシャットアウトしてくれます。蒸らす時間やお湯を注ぐスピードを調整することで、味変化を楽しむこともできます。
(2)フレンチプレス
フレンチプレスは、ハンドドリップでは抽出できないコーヒーオイルや雑味など、コーヒー本来の味をそのまま楽しむことができます。
淹れ方も非常にシンプル。紅茶や日本茶と同じように、プレスにコーヒー粉とお湯をそそいで抽出されるのを待つだけ。
「とにかく手軽にコーヒーを淹れたい」という方におすすめです。
キャンプ向けのコーヒー7つ道具(ハンドドリップ)
「せっかくキャンプに来たんだからコーヒーの淹れ方にもこだわりたい」。そんな方のためにハンドドリップで淹れるための7つ道具を紹介します。
ハンドドリップは飲むときだけでなく、豆を挽くときやお湯を注ぐときなど、淹れるプロセスの中でもコーヒーの芳醇な香りを楽しむことができます。
(1)コーヒーミル
コーヒーの豆を挽くための道具です。選ぶポイントは「持ち運びやすさ」と「材質」。今ではパーツが分解できるミルも多いです。
材質は割れる心配のないステンレス製が良いでしょう。
コーヒー豆を最高の状態で挽ける「コーヒーミル・Ⅱミニ」がおすすめ
おすすめはポーレックスの「コーヒーミル・Ⅱミニ」。パーツを全て分解、洗浄できるので常にコーヒー豆を最高の状態で挽くことができます。
またハンドル部分はとりはずし可能で収納力もバツグンです。
(2)ケトル
お湯を沸かす小さめのやかんです。
鍋でも代用可能ですが、こだわる方は専用のケトルを準備しましょう。
コーヒーはお湯を少しずつ注ぎ、ムラなく抽出することで美味しくなります。そのため、注ぎ口がなるべく小さいケトルが良いです。
コーヒーに特化した「ツードリップポットpro」がおすすめ
おすすめは珈琲考具の「ツードリップポットpro」。注ぎ口が細いのはもちろん、口が真下を向いているため注ぎのコントロールが自由自在です。まさにコーヒーに特化したケトルです。
(3)ドリッパー
コーヒーの粉を入れたフィルターをセットして固定するための器具です。キャンプには軽くて折りたためるタイプが便利。
コンパクトに収納できる「コーヒーバネット」がおすすめ
最近のトレンドはバネタイプ。中でもユニフレームの「コーヒーバネット」は平らに収納ができ、専用のケースもついているため持ち運びに便利です。
また市販のペーパーフィルターにも対応している優れものです。
(4)ペーパーフィルター
コーヒー粉を濾す道具です。正直商品によって大きな違いはありません。
あえてこだわる場合、選ぶポイントは「紙のにおいが少ない」「ドリッパーのフィットアバカ」の2つです。
この2つの条件を満たすのがアバカの「円すい コーヒーフィルター」。価格も比較的安いのでおすすめです。
(5)サーバー
抽出したコーヒーを保温するための道具。
保温力が高い「CURRENT コーヒーサーバー」がおすすめ
おすすめはAtlasの「CURRENT コーヒーサーバー」。保温力の高さはもちろん、広口なので氷を入れてアイスで楽しむこともできます。
片手ワンタッチでカンタンに注ぐことができます。ソロキャンプの場合は、サーバーなしで直接マグカップに入れちゃうのもアリです。
(6)マグカップ
キャンプ用ならステンレス製かチタン製を選ぶと良いでしょう。
ステンレスは保温性に優れ、頑丈なのが特長ですが、チタンはそれに加え軽くて汚れにくいというメリットがあります。
コンパクトに収納できる「チタンシングルマグ」がおすすめ
おすすめはスノーピーク(snow peak) の「チタンシングルマグ」。一つずつ職人さんによって丁寧に作られ、耐久性と利便性に優れたマグカップです。
またハンドル部分は折りたたみ可能で、コンパクトに収納できます。
(7)ガスバーナー
ガスコンロのキャンプ版です。
コーヒー専用に用意する必要はないので、お持ちのガスバーナーでもOKです。
ソロキャンプならガスと一体型になっているシングルバーナーを選ぶと良いでしょう。
コンパクトに収納できる「アミカスSOD-320」がおすすめ
おすすめはソト(SOTO)の「アミカスSOD-320」。外径106mmにも達する4本のゴトクでしっかり支えられるため、小さめの鍋でも余裕で対応できます。
一方、収納時には350mmのペットボトルサイズに抑えることができます。なるべく荷物を少なくしたいキャンパーにはピッタリの商品です。
コーヒー豆の選び方
「せっかくだからコーヒー豆にもこだわりたい」こんなことを思ったことはありませんか。
コーヒーの味を決める要素はいくつかありますが、味に最も影響を与えるのが「産地」と「焙煎度」と言われています。
ここでは産地と焙煎度の選び方について紹介します。
(1)産地を選ぶ
コーヒー豆は主に「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道を挟んで北緯25度から南緯25度で栽培されます。特に東南アジアや中南米、アフリカは主要な産地と言われています。
代表的な産地は以下の3つが挙げられます。
ブラジル:酸味と苦味のバランスがとれている。日本で多く飲まれており、ブレンドのベースになることが多い。
ベトナム:苦味と渋みが強く、濃厚な味わいが特徴。それでいてカカオのような甘さと芳醇な香りを醸し出します。コンデンスミルクとの相性が良い。
ジャマイカ:コーヒーの王様と称される「ブルーマウンテン」の産地。スッキリとした甘みと酸味とクリアな旨味が特徴。希少性が高く、価格もお高め。
(2)焙煎度を選ぶ
焙煎とは「コーヒー豆を加熱する作業」のことです。
日本では主に浅煎り、中煎り、深煎りの3種類に分けて呼ばれています。
特徴としては以下のとおりです。
浅煎り:加熱時間が短い。こんがりきつね色。酸味が強く、苦味が少ない。
中煎り:栗色。酸味・苦味・コクのバランスがとれている。
深煎り:加熱時間が長い。光沢のあるこげ茶色。深いコクと強い苦味がある。
ちなみに、一般的に市販されているのは「中煎り」です。
この機会に自分の好みの焙煎度を見つけましょう。
大自然の中、空気の澄んだ朝に飲むコーヒーは格別
コーヒーは味だけではなく香りも楽しめます。特に大自然の中、空気の澄んだ朝に飲むコーヒーは格別です。
忙しい日常を忘れて、ホッと一息できる空間を演出してみてはいかがでしょうか。