キャンプと相性が良いバーベキュー。
バーベキューのことを知っているようで何も知らないことに気づいて、バーベキュー検定を受けてきました。
バーベキュー検定とは?初級に挑戦!
バーベキュー検定とは、日本バーベキュー協会が考案しているバーベキュー教育プログラム。
初級、中級、上級、MC(講師養成)と4段階に分かれています。
今回受けたのは、入門編の初級バーベキューインストラクター。座学、デモ、試験と3部制で、まる1日かかりました。
バーベキュー検定初級(座学編)
まず、午前中はBBQカルチャーや基本について座学。
(日本バーベキュー協会会長下城氏によるBBQ講義)
BBQの文化や歴史、海外のBBQ事情などを勉強します。
例えば、ポークは63℃以上、チキンは65~70℃以上、ビーフは80℃以上熱を通すと、菌が死滅するとか。
炭をバーベキューグリルに置くときの配置の種類とその理由など、あいまいに理解していることを、クリアにしてくれる内容でした。
バーベキュー検定初級(デモ編)
午後からのバーベキューのデモンストレーションでは、炭の着火方法、実際の肉や野菜の仕込みから焼き方など、実際に役立つバーベキュー知識を実践から伝授してくれます。
炭への着火チムニースターター
炭への着火は、チムニースターターという火起こし器を使うと便利。
下にふわっと丸めた新聞紙などを入れ、着火しやすい炭を下、着火しにくいけど火持ちする炭を上に置き、新聞紙に着火すると、煙が上がり、簡単に炭に火が付きます。
うちわなどで空気を送って着火していたのは何だったのかと思うぐらいでした。
肉や野菜の仕込み方法と美味しい食べ方
ビーフの仕込みは軽くミートハンマーでたたき、
これでもかというぐらい両面に塩コショウをかけて、温度管理をしながらグリルの上で焼いていたのが印象的でした。
勉強になったのが野菜の焼き方でした。
野菜は切った瞬間から乾燥していくようで、基本的に切らない、切る場合は大きく切るようにし、野菜が乾燥しないように、ハケでオリーブオイルを塗ってから、焼いていました。
ピーマンは、そのままグリルで焼き、中に入っているタネやヘタも含めて食べることができ、驚きました。
座学で学んだことをデモンストレーションで確認していき、実際に焼いた肉や野菜を食べながら進んでいきます。
最後はデザートで締め
最後はデザートで締め。バナナやオレンジ、キュウイなどをグリルで焼いていただきます。
どんな味なのか半信半疑でしたが、美味しい出来上がりでした。フルーツを焼く機会がなかったのでとても新鮮でした。
バーベキュー検定初級の筆記試験
そして、お腹も満たされてきたタイミングで筆記試験が始まります。
試験は選択式でした。手伝いに来ていたスタッフの方が、落ちる人はそうそういないですよと、プレッシャーを受けつつ、一応回答。
結果は郵送で届くようです。。。。
そんなこんなであっという間に夕方になり、一日が終了。
今回使った道具や手段をまったく同じように再現することは難しそうなので、理屈を理解して、バーベキューを実際に行うときに実践してみたいと思います。
「バーベキュー検定」の3つのポイント
知っているようで知らない知識が得られます
自宅にいながらオンラインでも受検可能!
バーベキューマナー向上のための呼びかけ
昨今、片づけをせずに河川敷を汚す問題や、飲酒問題など、楽しむ人が増えれば、いろいろなことが起きるので、BBQ協会がマナー向上を呼び掛けるために作成した「バーベ九即」を意識すると、よりバーベキューを楽しめるのではないでしょうか。
1 下調べは慎重に
2 準備はお家で
3 降らずとも雨の用意
4 焼ける前に一品
5 食べ物を炭にするべからず
6 子供相客に心せよ
7 飲んだら運転しない
8 ごみ炭は埋めない捨てない
9 来た時よりも美しく
検定で学べばBBQで活躍できること間違いなし!
バーベキュー検定の概要
バーベキュー検定は全国各地で不定期で開催されています。
バーベキュー検定の公式サイトで開催日程を確認ください。
なかなか実地での検定を受けることが難しいという方にはオンラインでの受検も可能です。
動画を見て学び、オンラインテストを受ける形式です。くわしくはこちらから。
日本バーベキュー協会の基本情報
場所 〒107-0062 東京都港区南青山2-15-5 FARO 010
検定開催日:不定期
Web:https://jbbqa.org/
参加費:11,000円/初級