キャンプ場での食事といえばバーベキューが定番。仲間たちや家族はもちろん、ソロキャンプでも気分が盛り上がって普段の食事の何倍も楽しい時間を過ごすことができます。
今回はキャンプ場の管理人もしている筆者が、バーベキューを楽しむための基本的なことから注意点、お肉や野菜を美味しく焼くポイントなどについてまとめます!
少しのコツや心構えでバーベキューがより楽しく、安全になること間違いなしなので読んでいただけたら幸いです。
キャンプ場でバーベキューだけの利用はできる?
キャンプ場でバーベキューだけの利用はできるの?と疑問を持たれる方は意外と多いです。
実際のところは、キャンプ場によって異なるので確認してみてくださいとしか言えず…。
日帰りのキャンプ利用のことを「デイキャンプ」と言いますので、行ってみたいキャンプ場でデイキャンプができるのかは事前に調べておきましょう。
デイキャンプでは、宿泊に必要なテントや寝袋などの用意が不要で、気軽に楽しむことができます。またバーベキューセットなどのレンタルを実施しているキャンプ場も多く、手ぶらで楽しむことが出来る場合もあります。
気楽に楽しみたい方には本当におすすめです。
都内でも、屋上などでバーベキューができる場所も増えているので、まずは手軽に試してみたいという人はぜひ探してみてください。
バーベキューの注意点
バーベキューは普段料理などをしない人でも手軽に楽しむことができますが、逆にアウトドアならではの危険もあります。何事も安全に楽しむことが一番。
注意点をまとめましたので事前に確認しておいてください!
必要な道具をチェック
事前に必要となる道具はしっかりチェックしておきましょう。
レンタル品がある場合は何が借りられるのか、食材の取り扱いはあるのかなどをキャンプ場に確認しておく必要があります。
自分で持っていく場合にも忘れ物はつきもの。
過去に忘れ物や持ち物に関する記事も書いているのでそちらもご参照ください。
火の扱いや着火剤の危険性
バーベキューで扱うのは普段と違ってコントロールが難しい火です。火が強すぎる場合はトングなどを使っていても火傷してしまうこともあります。
耐熱グローブや軍手などを用意しておくのがおすすめです。
また、着火剤の取り扱いにも注意してください。
特にジェル状の物を火を強めるために注ぎ足すのは本当に危険。
引火しやすく、火傷してしまうリスクが高いのでやめておきましょう。
もしもの時のために救急セットは必ず持参しておくことをおすすめします。
炭の捨て方について
燃え残った炭なども油断は禁物。温度が高く非常に危険なので、しっかりと消火して施設の指示に従って処理しましょう。
消火しない状態で土に埋めたりといったことはマナー違反であり、火事のリスクもあるので絶対にやめてください。
水などを使わず入れておくだけで火を消すことが出来る、火消し壺などを用意しておくのがおすすめです。
食中毒の危険に注意
夏場に外で行うことの多いバーベキューでは、生モノの取り扱いに注意してください。
真夏のキャンプではクーラーボックスは必須アイテムです。
クーラーボックスがあるだけで過信せずに、氷や保冷剤、凍らせたペットボトルや食材などを事前に準備しておくのが安心。
また、暗くなってくるとお肉が焼けているのかどうかわからなくなることも多く、生のままで食べてしまうことがあります。
両手が使えて目線の先を照らすことが出来るヘッドライトが非常におすすめです。
食材が余ってしまった時は、もったいないですが捨てることも辞さない覚悟が必要になります。
なるべくは捨てることのないように、ちょうどいい量の買い物ができるようにしましょう。食事の締めは保存のきくカップラーメンやおつまみ、マシュマロなどのお菓子にするのもおすすめです。
熱中症などの予防について
バーベキューは夏場に行うことが多く、当然ですが外で行うため体調管理には十分に気をつけましょう。
特に火の周りは温度も非常に高くなるので熱中症や日射病に注意してください。夏場の昼間にバーベキューをする場合は、日陰を作れるタープが必須アイテムです。
また、アルコールは水分補給にはなりません。むしろ飲むと脱水症状の危険も高まるのでこまめにアルコールとは別で水分補給も忘れないようにしましょう。
美味しく焼くためのコツ
最後にバーベキューで美味しく焼くためのちょっとしたコツをご紹介します。どれも簡単なコツですが、これだけで脱初心者と言えるはず。
次回から手軽に試せると思いますので参考にしてみてください。
炭の配置
炭火だと、ガスコンロなどと違ってツマミ一つで火の強さを変えられないので、焦がしてしまうことや生焼けで食べてしまうことも多いと思います。
ですが、炭を強火・中火・弱火などに分けて配置をすることでそんなことが少なくなるのです(色々と呼び方があり、ツーゾーンファイヤーやスリーゾーンファイヤーという名前のようです)。
強火のゾーンは炭を二段、中火は一段、弱火は無しのような形が分かりやすくおすすめです。
お肉を焼くときには、基本的に強火ゾーンで表面に軽く焦げ目をつけた後、中火・弱火ゾーンで中まで火を通すと美味しく焼けますのでお試しください!
野菜は丸焼きで
野菜を切ってから焼いてしまうのは非常にもったいないです。基本的にはどの野菜も丸焼きで食べるようにしましょう。
中にある水分が逃げずに蒸し焼きになることで、本当に美味しく仕上がります。
もちろん焼き終わった後は切り分けていいですが、焼くときには丸焼きを徹底してみてください。さらに、表面にオリーブオイルを塗ると焦げづらく照りが出ておすすめです。
ピーマンなんかは丸焼きかそうでないかで全く変わるのでぜひお試しを!
アルミホイルやアルミプレートを上手に使う
網に並べて焼くだけがバーベキューではありません。
アルミホイルやアルミプレートを上手に使うとバーベキューの幅が一気に広がります。
アルミホイルに包んだホイル焼きや焼き芋、プレートでつくる焼きそばなどがパッと思い浮かぶかと思いますが、工夫によっては簡易的な燻製が楽しめたり、アヒージョやチーズフォンデュが作れたりとワクワクするレシピがたくさんあります。
また料理だけでなく、コンロについてしまう炭の汚れを防いだり、食器がわりに使えたりととても便利。
ぜひ一度アルミを活用してみてはいかがでしょうか。
さいごに
最高の時間を安心して楽しむためにも、ちょっとしたコツや注意点を参考にしていただけたら幸いです。バーベキューの楽しみ方も人それぞれ。ぜひ自分だけのバーベキュースタイルを見つけてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。