2019年8月。10泊キャンプ旅行の合間のアクティビティとして、親子5人(小4・小2・年中)で、日帰り尾瀬ハイキングの定番「尾瀬ヶ原」へ。
わが家にとっては、これが初めての本格的なハイキング体験です。
「最後まで歩き通せるのか?」
「どのくらい時間がかかるのか?」
まったく見通せない中での始まりでしたが、休憩含む全所要時間4時間、8km〜9Kmの道のりを無事に達成することができました。
今回は、そんなわが家の尾瀬ヶ原ハイキングの体験をご紹介します。
福島県、群馬県、新潟県の県境である尾瀬地域に位置する日本最大の草原地帯。
初心者向けの「尾瀬ヶ原ハイキング」を体験
今回わが家が行ったコースは、初心者やファミリー向けの日帰り尾瀬ハイキング・モデルコースの「尾瀬ヶ原お気軽ハイキングコース(鳩待峠~山ノ鼻~牛首分岐~研究見本園~山ノ鼻~鳩待峠)」。
しかしながら、年中(4歳)の末息子がいたため、
という、「わが家流のもっとお気軽ハイキングコース」となりました。
スタート地点の「鳩待峠」は山のピークなため「尾瀬山の鼻ビジターセンター」までは下り道からの出発。
往復するということは、下った道を必ず登らなければなりません。
下りながら帰り道を想像すると「末息子が最後まで自分の足で歩いてくれるか」と一抹の不安に襲われました。ただ、末息子ではなく上のお姉ちゃんが「もう!歩きたくない」となるのは予想外でした。
ドンドン下った先は、平坦な道が長く続きます。
「尾瀬山の鼻ビジターセンター」で軽めの昼食をとった後は、青空のキレイな景色の中、お姉ちゃんも疲れなど忘れて楽しくハイキングができました。
「牛首分岐」にたどり着くまでに1~2Kmの距離でしたが、なんとなく「このまま進むと帰れなくなるかも!?」という思いから、道半ばながらも途中で折り返すことにしたのです。
少し疲れの色が見え始めたころ、お昼を食べた「山の鼻ビジターセンター」でかき氷をほおばると、エネルギー補給ができたのか、3人とも猛烈なスピードで坂道を登り出しました!
そして親よりも元気に見事ゴールインを果たせました。
今回、ハイキングコースとして距離は短かったですが、末息子には少し過酷だったのではと思います。
ただ、不思議なもので、いつもなら「疲れた!歩くのヤダ!抱っこ!」と言ってくる息子が、グズることもなく、最後まで元気に歩いてくれたのには驚くばかりでした。
尾瀬ヶ原ハイキングの服装は?
鳩待峠は標高1590mあります。そのため、バスを降りると少しヒンヤリとしました。
ただ、8月の夏場だったのと、出発の時間が10時頃ということもあり、ウィンドブレーカーを着るほどではありませんでした。子どもたちは半袖に長ズボンで1日中元気に過ごすことができましたよ。
尾瀬ヶ原ハイキングの当日のスケジュール
キャンプ地を出てからのわが家の1日の行動はこんな感じでした。
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②尾瀬第一駐車場(尾瀬戸倉):9時35分着
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③鳩待峠停留所(乗合バス):10時10分着
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④トイレ休憩など
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⑤鳩待峠出発地点スタート:10時30分発
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⑥尾瀬山の鼻ビジターセンター着(昼食):12時00~12時30分発
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⑦尾瀬ヶ原:12時50分着
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⑧牛首分岐手前折り返し
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⑨尾瀬ヶ原
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⑩尾瀬山の鼻ビジターセンター(かき氷):13時20分
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⑪鳩待峠ゴールイン:14時35分到着
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⑫鳩待峠休憩所(ソフトクリーム・おみやげ・トイレ休憩など)
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⑬鳩待峠停留所(乗合バス):15時00分発
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⑭尾瀬第一駐車場:15時30分着
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⑮キャンプ地丸沼高原スキー場:16時15分到着
帰りのバスの中。子どもたちは疲れてすぐに寝てしまうのでは?と思いきや、バスの中に1匹の巨大なアブが!?ブーンブーンと大きな音を出して飛ぶアブにキャーキャー叫んでいると、突然一人のご婦人が「バン!グシャ」と、アブを素手で握りつぶしました。
あまりの速さとカッコよさに一瞬止まった後、車内に「パチパチパチ」と拍手の嵐。ご婦人の旦那様によると「山の女だから・・」ということでした。
興奮状態の子どもたちは、寝ることも忘れてバスではずっと起きっぱなし(笑)でしたが、さすがに車の中ではスヤスヤと気持ちよさそうに眠りについていました。
まとめ
10泊キャンプの合間にアクティビティとして行った「尾瀬ヶ原ハイキング」でしたが、疲れながらも、忘れられない楽しい思い出のひとつとなりました。
いきなり下り坂からのスタートで「どうなることやら」と思いきや、最後まで頑張り抜く子どもたちの姿は、見ていてとても頼もしくなりました!
せっかくの尾瀬ハイキングなのに、歌で有名な水芭蕉の花を見られなかったのはとても残念でしたが、一生に一度は訪れたかった場所に家族みんなで来られて本当に良かったと思います。
また、休憩所には1人用のテントがいっぱい張ってありました。いつの日かテント持参で、水芭蕉の花の中をハイキングしてみるのもいいなと思えたのでした。
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