みなさん、こんにちは。spice it upという間借りカレー屋を営む店主です。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?私は昨年の年末ごろから間借り営業が再開となり毎週カレーを作る日々も再開となり充実した日々を過ごしております。
さて本題は、今回はキャンプにおすすめの炊き込みご飯レシピを2つご紹介していきたいと思います。
日本「松茸ご飯」、スペイン「パエリア」、インド「ビリヤニ」。世界3大炊き込みご飯という括りがありますが、みなさんご存知でしょうか。
そんな世界3大炊き込みご飯の中から「パエリア」、そして「カオマンガイ風炊き込みご飯」のレシピを今回はご紹介します!
キャンプにおすすめの炊き込みご飯レシピ「シーフードパエリア」
まずご紹介するキャンプにおすすめの炊き込みご飯レシピは「パエリア」です。スペイン料理の定番ですね。
調理には鉄フライパン(パエリアパン)を使用します。鉄フライパンでなくても幅が広めで底が平面の鍋であれば代用できます。出来上がった際のおこげをガシガシと取りたい人はテフロン加工の鍋は避けた方がよろしいかと思います。
シーフードパエリアの材料(2〜3人前)
お米:1合
エビ:4尾
ムール貝:6個
具材となる野菜:マッシュルーム
玉ねぎ:50g程度 <ソフリット>
ニンジン:20g程度 <ソフリット>
セロリ:少々(10g程度) <ソフリット>
ニンニク:1片程度
ショウガ:1片程度 ※お好み
トマトピューレ:50g程度
パプリカパウダー:小さじ1~2
塩:小さじ1程度
顆粒コンソメ:小さじ1~2程度
水:400cc程度
レモン:適量
オリーブオイル:適量(50g程度)
・ムール貝はアサリなど他の貝で代用しても構いません。
・レシピではエビとムール貝ですが、イカや白身魚などを追加しても構いません。
・またシーフードではなく、鶏肉などお肉に変更しても構いません。
・ソフリット用のセロリは無くても構いません。
・ニンニク・ショウガはチューブタイプのものでも構いません。
シーフードパエリアの作り方
(1)<下準備>ニンニク・ショウガはみじん切り、ソフリット用の野菜もみじん切りにする。エビは気になる方は背腸を取っておく。ムール貝は貝の表面をよく洗い汚れを落とす。エビ・ムール貝が冷凍の場合、事前に解凍しておくのをおすすめします。
鉄フライパンは油ならしをしておく(面倒な人はやらなくてもOK)。
(2)フライパンに油を入れ、エビ・ムール貝を炒める。エビは殻の表面が赤くなったら取り出す。ムール貝は貝が軽く開いたら取り出す。
(3)魚介を取り出したフライパンにオリーブオイルを少々、ニンニク・ショウガを入れてソテーする。火が通ってきつね色・香りが立ってきたらソフリット用の香味野菜を入れてさらに炒める。
(4)ソフリット用の香味野菜から水分が抜けてきつね色になり始めたら、トマトピューレ・パプリカパウダーを入れてさらに炒める。
(5)トマトの水分が飛んだら、マッシュルームを入れて軽くソテーし、その後お米を入れて軽く混ぜ合わせる。
(6)水・顆粒コンソメを入れて強火でグツグツとなるまで煮込む。グツグツとなったら火を中火くらいにしてそのまま水分が飛ぶまで煮込み続ける。また、取り出していた魚介も配置を整えつつ戻す。
※途中味見をして、水分がなくなるまでにお米に火が入らなそうな場合は少しお水を足してください。
※途中でお米を混ぜることはせずに煮込んでください。
※水を入れた直後の状態
※水分が飛んだ状態
(7)火を止めて、フライパンに蓋をする。蓋がない場合はアルミホイルなどで覆い、5〜10分ほど蒸らす。
(8)蓋を開けて、パエリアの端の方を少し味見とおこげのチェックをする。レモンを添えて完成です。
※おこげが不十分と思ったら、強火で少し焼き直してください。
パエリアはサフランを入れて色味をつけますが、サフランは高価なスパイスでなかなか手を出しにくいスパイスなので今回のレシピでは使用していません。
パプリカパウダーとトマトピューレでしっかりとした赤色の炊き上がりにしています。
キャンプにおすすめの炊き込みご飯レシピ「カオマンガイ風の炊き込みご飯」
2つ目は、カオマンガイ風の炊き込みご飯です。タイのチキンライスですね。
シンガポールチキンライスや海南鶏飯といったあたりが似た感じの料理といったところでしょうか。
本場のカオマンガイは、鶏肉はご飯とは炊かずに低温で茹でる、茹でた際に鶏出汁がでた茹で汁でご飯を炊くという方法ですが、今回は炊き込みご飯スタイルでレシピをご紹介したいと思います。
調理する鍋はダッチオーブンを使用。基本的には普通のご飯を炊く工程とほぼ変わりませんので、ダッチオーブンなどでの炊飯が慣れている方はご自身のお好みの水分量と風味付けの調味料や鶏肉を入れていただければ簡単にできます
カオマンガイ風の炊き込みご飯の材料(2〜3人前)
お米:2合
鶏もも肉:1枚(200〜300g程度)
長ネギ:1本分 <タレ用>
醤油:大さじ2 <タレ用>
みりん:大さじ1 <タレ用>
酒:大さじ1 <タレ用>
ニンニク:1〜2片 <タレ用>
ショウガ:1〜2片 <タレ用>
ごま油:大さじ5 <タレ用>
ナンプラー:大さじ1 <炊飯用>
ショウガ:1片 <炊飯用>
水:お米のカップ2杯分 <炊飯用>
カオマンガイ風の炊き込みご飯の作り方
(1)<下準備>長ネギ・ニンニク<タレ用>・ショウガ<タレ用>はみじん切りにする。
ショウガ<炊飯用>は千切りもしくはみじん切りのどちらかお好みで。千切りの場合は、長さが短めの千切りにした方がお米とのバランスもよくなるかと思います。
タレ用の調味料(醤油・みりん・酒)は事前に合わせておくと楽です。お米は無洗米でなければ軽く洗っておく。
(2)鶏もも肉をソテーする。フライパンなどに油(分量外)を入れ、熱々になったら鶏肉を入れて、表面に軽く焼き目をつける。
鶏肉の中は炊飯で火を通すので中まで焼くことは意識しなくて構いません。
※鶏肉を焼く工程が面倒な方は省いていただいても構いません。
(3)ダッチオーブンにお米・水・ナンプラー・ショウガ・ソテーした鶏肉を入れて、30分ほど浸水させる。
※長ネギの青い部分などが余っていれば一緒にお好みで鍋に入れて炊いてください。鶏肉の臭み消しの意味合いなので炊き上がり後は捨ててしまいます。
(4)③の鍋に火を入れて、ご飯を炊く。
(5)ご飯を炊いている間にタレを作ります。鶏肉をソテーした方は、ソテーしたフライパンの油などを軽く拭き取り、ごま油を入れて火を入れる。
(6)油が温まったら、ニンニク・ショウガを入れる。香りが立ってきたら、長ネギのみじん切りも入れてきつね色になるまでソテーする。
※長ネギ投入直後
※長ネギの水分が飛んできつね色になった後(少し焦げてます)
(7)⑥にタレ用の調味料(醤油・みりん・酒)を入れて、軽く煮込んで火を止める。
(8)お米が炊き上がったら、お皿に盛って完成です。
お好みでネギやショウガなどをトッピングしてお召し上がりください。お好みでパクチーなどを盛り付けても良いですね!
また、炊き上がり後に鶏肉の皮目をバーナーなどで炙れば香ばしさもアップします。ナンプラーの香りがエスニック感を演出し、甘めのタレの味わいでご飯が進みます。
今回のレシピのタレはとろみのあるタレです。さらっとした仕上がりが好みの方は、酒をいれず、長ネギの量を少なくして火を通さないやり方でお試しください。
いかがでしたでしょうか。世界を見渡すと、いわゆる炊き込みご飯と言われる料理はたくさんあるので、皆さんも今回ご紹介の料理に限らず色々な炊き込みご飯を試してみてください!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!