【キャンプにおすすめ】ガジェット利用・充電中心の小容量派のためのポータブル電源選び

昨今ではキャンプや車中泊での電化が進んでおり、アウトドアでも積極的にガジェットや家電を使用するユーザーが増えています。

キャンプの様子をSNSにリアルタイムで投稿したり、音楽を流し放しにしたり、動画を見たり、ノートパソコンを使ってワーケーションに精を出すなど、アウトドアでのガジェット利用は年々増加の一途を辿っています。

そうなると、スマホやタブレットのバッテリーは充電の必要がありますし、ノートパソコンは電源に繋いでバッテリー切れの心配をせずに作業したいものです。

今回は、そんなアウトドアの電化に欠かせないポータブル電源の選びにスポットを当て、特にスマホやノートパソコンなどのガジェットの充電、扇風機や電気毛布など小電力家電の利用を想定した容量300W~500Wh前後のポータブル電源について解説いたします。

ポータブル電源の選び方の基本

一口にポータブル電源といっても千差万別で、いったいどれを選べばよいのか迷ってしまいますが、実は、ポータブル電源選びは意外にシンプルです。

ポータブル電源の選ぶ際に注目すべきポイントは以下の3点です。

  1. 使用する電気製品の定格消費電力
  2. ポータブル電源の定格出力・瞬間最大出力
  3. ポータブル電源の充電容量

定格消費電力~電気製品が消費する最大電力のこと

「定格消費電力」とは、電気製品を使用する際に消費する最大の電力量を表します。

つまり、その電気製品を使った際に「定格消費電力」を超える電力は消費しないという意味であり、電気製品それぞれに「定格消費電力」や「消費電力」として必ず記載されています。

定格出力~ポータブル電源が対応可能な最大電力のこと

「定格消費電力」が電気製品が必要とする最大電力であったのに対し、「定格出力」は、電源側が出せる電力量の最大値を表します。

「定格出力1200W」の電源は、連続運転では最大で1200Wまでの出力が可能であることを意味しますが、ポータブル電源で電気製品を使う場合には、必ず

【定格消費電力<定格出力】

でなくてはなりません(定格消費電力より小さい定格出力では動作しません)。

瞬間最大出力~突発的な大電流に耐えられる出力

「瞬間最大出力」とは、一時的で突発的に大きな電力が消費された場合にどこまで対応できるかを表します。

電気製品は、製品によっては「起動電力」や「突入電力」など、使用し初めに大電流が流れる場合があり、瞬間的な大電流に対応する「瞬間最大出力」を備えています。

ただし、定格消費電力があまり大きくない電気製品は概して「起動電力」や「突入電力」もあまり大きくないため、小容量ポータブル電源の瞬間最大出力は低めに抑えられている場合があります。

電気製品は、製品によっては「起動電力」や「突入電力」など、使用し初めに大電流が流れる場合があり、瞬間的な大電流に対応する「瞬間最大出力」を備えています。

ただし、定格消費電力があまり大きくない電気製品は概して「起動電力」や「突入電力」もあまり大きくないため、小容量ポータブル電源の瞬間最大出力は低めに抑えられている場合があります。

充電容量~スマホの充電回数やノートパソコンの利用可能時間

「充電容量」とは、ポータブル電源に貯めておける電力量を表します。

例えば、100Wの電球を1時間点灯すると消費される電力は100Wh(ワットアワー)となり、300Whの容量を持つポータブル電源なら、300W÷100Wh=3時間の利用が可能になります。

電気製品は消費電力が大きくても使用時間が短いもの(例えば電子レンジや電気ケトルなど)と、消費電力は小さくても長時間利用するもの(電気毛布や扇風機など)がありますが、いずれも「定格消費電力×使用時間」がトータルの消費電力となります。

ガジェットへの充電について

ポータブル電源に蓄えた電力を使ってガジェットを利用する場合、スマホやタブレット、ゲーム機などは内臓バッテリーへの充電を行いますが、ノートパソコンでは充電も可能ですがAC100Vに接続して利用する事も可能です。

スマホやタブレット、ゲーム機などのバッテリーの充電

スマホ、タブレット、ゲーム機などガジェットは内臓バッテリーに充電した電力によって動作していますので、バッテリーの充電残量が減少した場合には充電する必要があります。

最近のスマートフォンは、5000mAhクラスの大容量バッテリーを搭載したモデルが増加しています。

ポータブル電源に蓄えられた電力から、ガジェット内臓のバッテリーに充電する場合は、「何時間利用できるか」ではなく、「何回充電できるか」でポータブル電源を選びます。

ノートパソコンをAC100Vに接続して使用する

ノートパソコンの場合は、内臓バッテリーへの充電も可能ですが、大きくても60Wh程度とあまり容量は大きくないため、AC100V接続して利用することが多くなります。

のバッテリーを内蔵していますが、定格消費電力は20~30W程度のため長くても2~3時間程度しか動作させることができないため、AC100Vに接続して利用することが多くなります。

ノートパソコンの定格消費電力20~30Wですが、ポータブル電源のAC100Vに接続して何時間利用できるかで、ポータブル電源を選びます。

ガジェット利用・充電中心の小容量派の1泊キャンプでの総消費電力

例えば、家族4人(両親+子供2人)で1泊キャンプをした場合のスマホやゲーム機などの充電量と、ノートパソコンの消費電力をシミュレーションしてみます。

  • 5000mAhのスマホ4台を1回ずつ充電する(18.5wh×4=74Wh)※
  • 3000mAhのゲーム機2台を1回ずつ充電する(11.1Wh×2=22.2Wh)
  • 6000mAhのタブレットを1回充電(22.2Wh)
  • 消費電力30Whのノートパソコンを3時間使用する(90Wh)

この場合のポータブル電源から取り出す電力の合計は208.4Whとなります。

※リチウムイオンバッテリーの場合のmAh→Whの変換公式は【mAh÷1000×3.6V】です。

容量300Whクラスのお勧めポータブル電源3選

上記シミュレーションを前提に、容量300Whクラス(※)のお勧めポータブル電源3機種をご紹介します。

※ポータブル電源は電力を出力する際に、蓄えた電力の約80%しか利用できないため、記載された「容量」は実質的に使用できる容量は、その80%とお考え下さい。

ecoflow RIVER


(画像出展:jp.ecoflow.com

容量288Wh、定格出力600W・瞬間最大出力1200W、参考価格39,800円

最新技術を次々に搭載することで人気のEcoFlow社の「RIVER」は、RIVERシリーズ最小の基本モデルです。

充電容量最大288Whで、定格出力600W・瞬間最大出力1200Wはこのクラスとしてはかなり大出力に対応しています。

また、本来の定格出力を超える消費電力の家電でも運転が可能な同社独自の技術「X-Boost機能」を搭載しており、最大出力600Wでありながら最大1200Wの電気製品を利用可能です。

充電も高速で、約1時間で最大容量の80%まで充電が可能な「X-Stream」機能を搭載しており、万が一事前の充電を忘れても、出発までに1時間あれば80%まで充電することが可能です。

さらに、RIVERに「エクストラ・バッテリー」を合体することで、容量576Whの「RIVER MAX」にアップグレードすることが可能です。

もしRIVER購入後に容量不足を感じても、エクストラ・バッテリーを追加購入することで容量アップし、上位モデル「RIVER MAX」にアップグレードが可能です。

Jackery 240


(画像出展:www.jackery.jp

ポータブルバッテリーと言えばJackery(ジャックリー)というほど著名なメーカーで、特徴的な黒とオレンジの配色はポータブル電源のスタンダードと言ってもよいほど親しまれているデザインです。

そのJakeryのポータブル電源の中でも最小クラスのモデルが「Jackery 240」です。

容量240Wh、定格出力200W/瞬間最大出力400Wと、オーソドックスな性能ながら、非常にリーズナブルな価格設定で長く人気を得てきたモデルです。

設計時期や発売年から多少年数を経ているため、目だった最新技術はありませんが「定番モデル」として指示を得ています。

参考価格:19,800円

Anker Power House Ⅱ 400


(画像出展:www.ankerjapan.com

Ankerは、モバイルバッテリーのメーカーとして良く知られた存在ですが、ポータブル電源も製造・販売しています。

同社のポータブル電源の中でも最も小さいクラスに属する「Power House Ⅱ 400」は、容量389Wh、定格出力300W/最大瞬間出力600W、参考価格39,800円です。

モバイルバッテリーメーカーらしく、ガジェット利用しやすい機能・装備はAnkerらしいものです。

キャンプにもおすすめの小容量派のポータブル電源選びまとめ

キャンプでどのような電気製品を使うのかによって、用意すべきポータブル電源は異なります。

今回は、スマホやタブレット、ゲーム端末等の充電、あるいはノートパソコンの使用など、ガジェット中心の小容量派のユーザー向けのポータブル電源を選んでみました。

シミュレーションの内容に加えて、LEDランタンを充電する、電気毛布や扇風機なども使用するなど、消費電力量がもう少し多くなる場合には、1クラス上の500~600Wh容量のポータブル電源を選ぶと安心です。

自らの使途にマッチした無駄のないポータブル電源選びをしてみてください。

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