【キャンプ場の作り方】現役キャンプ場管理人が作り方と事例を解説

いつかはキャンプ場を作りたい……!キャンプやアウトドア好きの方なら、誰もが一度くらいは思い描いたことがある夢なんじゃないでしょうか。

今回はキャンプ場の開拓から携わり、現在はキャンプ場管理人として住み込みで働いている筆者がキャンプ場の始め方や事例について解説します。

営業許可などの詳細については、結局のところ各自治体に問い合わせていただくのが手っ取り早いです。

経験からのざっくりとした流れになってしまいますが、ご興味のある方は読んでいただけたら幸いです。

キャンプ場の始め方「必要なもの」

キャンプ場の土地

キャンプ場を始めるにあたって必要なもの。まずはもちろん土地です。

所有している土地を使うのか、購入するのか、借りるのか、探していただく形になります

最近は空き家であったり、使われなくなった山なども多くなっていることから、ご縁があればそういったところで利用できる土地が見つかるかもしれません。

私が管理人をさせていただいているキャンプ場は、オーナーが土地を探していると発信したところ、知人から連絡をもらい利用させていただけることになりました。

自分で探すだけでなく、SNS等や知人へ向けて「キャンプ場の土地を探している」と発信をしてみるのもおすすめです!

キャンプ場を開拓する為の資金・機材・人手

キャンプ場を開拓するには、人手やお金がどうしてもかかってきます。

重機などの必要機材、水道を通したりトイレを設置したりなど、必要なものによってはかなりの金額になるケースもあります。

機材についてはレンタルなどもありますし、一緒に開拓できる仲間がいる場合には、自分たちである程度のことはやるくらいの気合いで始めることをおすすめします。自分たちの手作業で開拓していくのは、非常に楽しいですよ!

もちろん、時間も手間もかかりますので、資金に余裕のある場合は業者の方に頼みましょう。

また最近では、キャンプ場を始めるためのクラウドファンディングも流行しています。コンセプトによってはかなり成功した事例も多いので、ご検討ください。

キャンプ場の営業許可

キャンプ場の営業許可については、どんなキャンプ場にするのかによって大幅に変わってきます。

必要になる場合と、ほぼ不要な場合もあるので、それも含めてどのようなキャンプ場にしたいのかをまずは考えておきたいところ。

例えば、コテージなどはなく、テントを張ってもらって宿泊をしてもらう場合などは、ほとんど許可がいらない可能性もあります。

実際に必要な可能性がある許可について見ていきましょう。

農地転用

利用する土地の用途が農地だった場合、用途変更が必要になります。土地の用途については自治体の土木課などで確認が可能です。確認しておきましょう!

林地開発

林地開発の基本は、1ha以上の面積がある森林を伐採する場合に必要になります。

その他にも自治体によって必要な場合があるため、例え所有している森林を伐採する場合にも確認はしておきましょう。

旅館業許可

旅館業許可は、コテージやロッジの宿泊をサービスとして提供する場合に必要になります。

簡易宿所としてなのか、旅館としてなのか、また、トイレの数や面積などによっても泊められる人数が変わったりするので、保健所の方と相談して決めていくのが良いと思います。

ちなみに持参、レンタルしたテントをお客様自身で張って宿泊するだけ場合にはこの許可は不要です。

飲食店営業許可

飲食店営業許可じゃ、バーベキュー用の食材を提供する場合などに必要になります。

調理用の空間にお客様が入らないようにすることや流しの数等の設備面などで確認することも多いので、こちらも手をつけ始める前に保健所に相談しながら進めていくのがおすすめです。

その他の許可

その他、お酒の提供をする場合には酒類販売の許可、テントサウナなどを設置する場合には公衆浴場の許可、温泉の設置には温泉許可、新しく建築する場合には開発許可など、色々と必要になるケースがあります。

どんなキャンプ場を作りたいのかによって変わってきますので、ぜひ色んなケースを考えてみてください!

キャンプ場の始め方「UMIKAZEキャンプ場の事例」

ここからは、実際に私が管理人をさせていただいている「UMIKAZE」というキャンプ場の事例を紹介させていただければと思います。

土地についてはオーナーが知人から譲り受けました。20年近く使われていなかった「丘」と「その上に建てられた一軒の平家」で、草木は生い茂り、家の方は床や天井が腐って抜け落ちていました。

資金もあまりなかったので、全て自分たちの手作業で、スコップやツルハシ、手鋸や鎌などを駆使して開拓しました。

今は管理棟兼宿泊所として使っている平家も、プロに教えていただきながら、基本的にはDIYで半年以上かかって旅館業の簡易宿所の許可を取りました。

土地の規模も広くなく農地ではなかったですし、新しい建物も建築せず、基本は持参やレンタルのテントで寝泊りしてもらう形で営業しているため、許可として必要だったのはそれぐらいで営業をスタートしています。

キャンプ場を始めるまでの費用

結果、キャンプ場としてスタートするまでに投資した費用は150~200万円ほどです。

※もちろんまだまだ開拓していきたいところは沢山あるのですが、うちのようにかなりスモールスタートでも始めること自体はできるので、今回ご紹介させていただいております。

キャンプ場の経営は厳しくもあり楽しい!

ここまで読んでくださった方は、

「キャンプ場って意外と簡単に始められるケースもあるんだ!」
「現実的に厳しいな……」

など感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

キャンプ場が立ち上がるまではたくさんの苦労もありますし、実際に営業し始めた後も中々キャンプ場の管理だけで暮らしていくのは厳しい場合もあります。

ただその分、ロマンもあり非常に楽しい仕事ですので、ぜひチャレンジしてみてください!

この記事が誰かの夢の一助になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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